建物解体の届出完全ガイド!スムーズな解体工事のためのポイントを徹底解説

建物を解体する際には、法令に基づいた様々な届出を行う必要があります。このブログでは、建物解体時に必要となる届出の種類や手続き、その詳細や注意点について丁寧に解説しています。解体工事をスムーズに進めるためには、適切な届出が欠かせません。このブログを読めば、建物解体に関する届出の全容を理解できるでしょう。

1. 建物解体で必要な届出とは

建物を解体する際には、法律に基づいた申請が必要な場合があります。解体工事には、アスベストの撤去や建物滅失登記申請などさまざまな届け出が必要とされています。これらの届け出について詳しく説明していきましょう。

アスベスト除去の届出

アスベスト除去をする場合は、アスベスト関連の届け出が必要です。アスベストは健康に悪影響を及ぼすため、撤去作業の前に関連書類を提出する必要があります。

主なアスベスト関連の書類と提出先は以下の通りです:

・アスベスト使用建築物に係る事前調査報告書
・提出先: 市区町村
・届出時期: 工事着手前
・アスベスト除去工事計画書
・提出先: 監督署
・届出時期: 工事着手14日前
・特定粉塵排出作業実施届
・提出先: 都道府県
・届出時期: 工事着手14日前
・アスベスト使用建物に係る解体撤去工事完了報告書
・提出先: 市区町村
・届出時期: 工事完了後

ライフラインの停止

解体工事を始める前には、ガスや電気、インターネット、電話などのライフラインの停止手続きを行う必要があります。これは解体工事中にライフラインを使用しないために行うものです。

停止手続きについては、施主が各ライフライン会社に連絡し、解体工事の予定を伝えるだけで手続きができます。ただし、水道はほこりの飛散を抑えるために使用する場合があるため、供給を維持しておく必要があります。

建設リサイクル法に関する届け出

一定の条件を満たす建物の解体には、建設リサイクル法に基づく届け出が必要です。この届け出は、解体時に発生する廃材の見込み量などを申告するもので、特定の条件を満たす場合に提出する必要があります。

建設リサイクル法の届け出には以下の書類があります:

・解体建物の構造届
・提出先: 都道府県
・届出時期: 解体工事着手7日前
・着手時期や工期と工程表
・提出先: 同上
・届出時期: 同上
・分別解体計画
・提出先: 同上
・届出時期: 同上
・廃材量の見込み
・提出先: 同上
・届出時期: 同上

建物除却届

建物を解体する場合は、建物除却届の提出が必要です。これは建築基準法に基づく届け出であり、解体工事の前日までに都道府県に提出する必要があります。

なお、工事部分の床面積が10㎡以下の場合や建て替えに伴う解体の場合には、建物除却届の提出は不要です。

建物滅失登記申請

建物を解体する際には、建築基準法だけでなく登記法に基づく届け出も必要です。建物滅失登記申請は、解体完了後1ヶ月以内に法務局に申請する必要があります。

建物滅失登記を行わないと、解体後も固定資産税が課税される可能性があるため、必ず手続きを行うようにしましょう。

以上が主な建物解体に必要な届け出の概要です。解体工事を行う際には、これらの届け出に従って手続きを進めてください。

解体工事の流れと主な届出

解体工事の流れは、以下の手順になります。

1.事前調査と調査結果報告 - 解体工事前にアスベストや他の危険物の有無を調査します。調査結果は報告書として提出する必要があります。

2.工事計画届 - 解体工事の計画内容を提出する届出です。工事の範囲や予定される作業内容、施工方法などを記載します。

3.建築物除去届 - 解体後の建築物の撤去を申請する届出です。解体工事後の処分やリサイクルの計画などを含めて提出します。

4.特定粉塵排出等作業実施届出 - 解体工事中に発生する粉じんや粉塵の排出など特定の作業について、実施届け出を行う必要があります。

これらの届出は、解体業者が行うことが一般的ですが、施主が行う届出もあります。届出に関しては、それぞれの届出先や提出時期に注意が必要です。

解体工事では、届け出の他にも以下の手続きが行われます。

建物滅失登記申請

解体工事が完了した後、建物滅失登記を申請する必要があります。

道路の使用許可届

解体工事中に道路を一時的に占用する場合は、道路の使用許可を申請する必要があります。

各種ライフラインの停止申請

解体工事前にガスや電気、通信などのライフラインを停止する手続きが必要です。

解体工事終了後の水道停止手続き

解体工事完了後には水道の停止手続きを行う必要があります。
これらの手続きは、解体工事の順調な進行には欠かせません。また、引き続き解体業者との連携も重要です。具体的な届け出や手続きについては、施主と解体業者がしっかりと話し合い、適切に対応していきましょう。

3. 届出の詳細と注意点

解体工事には様々な届出が必要ですが、それぞれに詳細や注意点があります。以下に、主な届出について詳しく説明します。

建築物除却届

建築物除却届は、解体前に市区町村に提出する届出です。解体する建築物の情報や解体計画などを提出する必要があります。注意点としては、解体に際しては近隣住民への影響を最小限に抑えるため、振動や騒音の対策についても届出書に明記することが求められます。

道路占用許可申請

道路占用許可申請は、解体工事に際して一時的に道路を占用する場合に必要な届出です。道路管理局に申請し、許可を得る必要があります。申請時期や申請書類の詳細については、道路管理局の指示に従う必要があります。

特定建設作業実施届

特定建設作業実施届は、解体作業において発生する特定粉塵排出作業やアスベストの扱いに関する届出です。都道府県に提出する必要があります。この届出には、作業内容や作業場所、作業者の状況などが詳細に記載されている必要があります。

危険物貯蔵取扱許可申請

危険物貯蔵取扱許可申請は、解体現場で使用する危険物(例:ガソリンや薬品等)の取扱いに関する届出です。消防署に提出する必要があります。申請時には、危険物の種類や保管場所、安全対策などについて詳細に記載する必要があります。

これらの届出においては、申請書類の提出期限や内容に注意することが重要です。また、各届出に必要な書類や様式についても確認し、正確に記入することが求められます。不備や漏れがあると、届出が受理されず、工事の進行に影響が出る可能性があります。

以上の届出に加えて、解体工事に際しては地域の建築基準法や関連法令にも適合する必要があります。特にアスベストの扱いには厳しい規制がありますので、必要な調査や対策をきちんと行うことが重要です。

届出に関する詳細な情報は、各自治体の建築課や関係機関に問い合わせるか、関連する法律や条例を確認することをおすすめします。また、解体業者や行政の担当者との連携も欠かせません。解体工事のスムーズな進行と安全性を確保するために、正確な届出と適切な対応を行いましょう。

4. 届出の書類作成と提出

解体工事には、様々な届出が必要です。ここでは、解体工事において届出書類を作成し、提出する手順を説明します。

届出書の作成

解体工事に関する届出書は、正確で詳細な情報を含む必要があります。以下の内容を含めた届出書を作成しましょう。

建物の詳細情報:解体する建物の所在地、種類、面積などの詳細情報を記入します。
解体業者の情報:解体業者の名称、連絡先、許可番号などの情報を記入します。
解体工事の計画:工事の着手日、工期、工程表などの計画を記入します。

必要書類の添付

解体工事に関する届出書と共に、以下の書類を添付する必要があります。

別表1~3:解体工事の種類に応じた別表を選択し、詳細情報を記入します。
案内図:解体工事現場の場所を示す図面や写真を添付します。
設計図又は写真:解体される建物の概要や構造を理解できる設計図や写真を添付します。
工程表:届出書に記載できない場合には、解体工事の工程表を添付します。

提出先と提出方法

届出書類は、指定された提出先に提出する必要があります。提出先や提出方法は、解体工事の種類や地域によって異なる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

一部の届出書類はオンラインでの提出も可能です。ただし、添付書類や手続きの内容によっては、直接市役所や関係機関に提出する必要がある場合もあります。

提出期限の確認

解体工事に必要な届出書類の提出期限には注意が必要です。遅延した場合、罰則が課されることがあるため、事前に提出期限を確認し、余裕をもって提出するようにしましょう。

また、解体工事中に工事内容に変更が生じた場合は、変更届書や添付書類も提出する必要があります。変更があった場合は、早めに手続きを行いましょう。
解体工事の届出には、正確な情報の記入と必要な書類の提出が必要です。届出書の作成や添付書類の整理、提出先や提出方法の確認など、慎重な準備が重要です。届出に関する期限や変更の手続きも忘れずに行いましょう。解体工事を円滑に進めるために、正確かつ迅速な届出手続きを行いましょう。

5. 近隣対策と解体工事中の対応

解体工事は騒音や粉塵がつきものです。近隣の方々に迷惑をかけないよう、適切な近隣対策と解体工事中の対応を行いましょう。以下に、近隣対策と解体工事中の対応のポイントをまとめました。

近隣への事前説明と挨拶

解体工事の前には、近隣住民への事前説明と挨拶を行いましょう。解体工事に伴う騒音や振動、粉塵の発生について説明し、住民の理解と協力を得ることが重要です。

近隣住民への事前説明と挨拶の際には、工事の進め方や予定する期間なども伝えましょう。住民が工事スケジュールを把握し、生活に支障が出ないように配慮しましょう。

騒音と振動の制御

解体工事に伴う騒音と振動を低減するために、騒音防止の対策を十分に行いましょう。騒音の発生源となる重機や工具の適切な選定や、騒音を吸収する防音シートの設置などが有効です。

解体工事中の振動による被害を最小限に抑えるために、振動軽減のための工法や装置を使用しましょう。また、周辺の建物や地盤の被害を防ぐために、振動モニタリングや適切な制振材の使用も検討しましょう。

粉塵の制御

解体工事による粉塵の発生を抑えるために、湿潤作業や防塵シートの設置などの対策を行いましょう。作業現場周辺の粉塵の飛散を最小限に抑えることが重要です。

粉塵の発生が予想される場合は、近隣住民への周知や敷地境界に防塵フェンスを設置するなどして、粉塵の飛散を防止しましょう。

近隣トラブルへの対応

解体工事中に近隣からクレームや苦情があった場合は、適切に対応しましょう。住民の声をしっかりと受け止め、問題解決に向けて迅速に対応することが重要です。

近隣住民とのコミュニケーションを密にし、問題が起きた場合は、誠意を持って対応することが大切です。トラブルを避けるためにも、住民との信頼関係を築いておくことが重要です。

以上が近隣対策と解体工事中の対応のポイントです。解体工事を円滑に進めるためには、近隣住民とのコミュニケーションを大切にし、トラブルを未然に防ぐ努力をしましょう。

まとめ

解体工事を行う際には、様々な届出手続きと近隣への配慮が求められます。正確な書類作成と提出期限の遵守、そして近隣住民への事前説明と協力要請は不可欠です。さらに、解体工事中の騒音、振動、粉塵への対策を徹底し、トラブルの未然防止に努めることが重要です。法的な手続きと地域社会への配慮を両立させることで、円滑な解体工事の実施が可能となります。解体工事を計画する際は、これらのポイントを確実に押さえ、安全で丁寧な工事を心がけましょう。

続いての記事は「解体後の滅失登記完全ガイド!解体業者との正しい手続きとは。」をご紹介いたします。

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