生コン工場（排水槽・攪拌槽・上澄水槽）付着物撤去工事

設備に付着したコンクリートは、厚さが２０センチから３０センチ近くになります。

固い部分を斫り作業で破砕します。

作業効率を意識しながら進めます。

約５ｍの深さから、破砕したコンクリートを搬出します。

建設重機を使い、破砕したコンクリートを引き上げます。

地味な作業が実り、キレイに仕上がりました。この瞬間がとても爽快です。

普段はガッチリと、たくさんの太いボルトで分厚い鉄板を固定している点検口です。

鉄板を外し、ここから作業員の出入り・スラッジの搬出を行います。

内部は、１辺が５ｍほどの立方体です。内部で足場を設置する為、足場材を搬入します。

使用する機械類も同時に下します。

内部に入るとセメント成分が、あらゆる箇所に付着しています。これらが「スラッジ」です。

この大きなプロペラシャフトは、セメント分が沈殿しないように攪拌する心臓部です。

内部のスラッジを撤去する為に、足場を設置していきます。

足場の設置が完了です。

プロペラに付着しているスラッジ。かなり付着しています。

スラッジを撤去すると、鉄骨が見えてきます。

作業が進んできました。

搬出するスラッジも膨大な量です。搬出は全て手作業になります。

スラッジは、付着しては固まり、また付着しては固まるという性質なので断層の様になります。

今回はプロペラシャフト周りだけの施工となりました。

作業が完了いたしました。

沈殿物をポンプアップする為に使用する特殊車両をセットします。

水槽内の水を抜くと沈殿物が現れました。それなりの量がありそうです。

計器を見ながらレバーを操作し、槽内の作業員と無線で連絡を取り合いながら操作します。

ホースを伸ばして槽内に引き込みます。吸引の最中にホースが暴れるので番線で固定します。

沈殿物の中にホースを差し込み、吸引作業を開始します。ハイパワーなのでみるみる吸い込んでいきます。

吸引を繰り返し行うと、奥の方から鉄板が見えてきました。

全て吸引後、槽内を清掃して終了です。

鉄板合わせ部に生コンが入り込み固まってしまっています。鉄板の加工職人の方々に鉄板を切断撤去してもらってから斫り始めます。

付着しているコンクリートを斫り落し、ケレン仕上げして終了です。施工時間は２時間ほどで終了しました。