アスベストを含有している建材とみなして「採取・分析」を省略する事はできますが調査そのものを省略する事はできません。書面調査や目視調査は必須条件となりますが、書面調査等でアスベストの有無が明らかな場合を除きます。分析をかけなければアスベスト含有の有無はわからないので、アスベストが含有されていない建材までを「みなしてしまう」可能性もあります。「みなし判定」で分析費用を浮かせるのか否かは、シビアにならなければならないのです。アスベスト含有建材の処分費用は割高ですので面積の大きな外壁塗材や天井材などはなるべく検体分析する事をおすすめいたします。
面積の大きな物や量が多い物=分析、少数少量な物=みなしを意識する事で最小限の費用に抑える事が可能となります。
アスベスト対策
安全を最優先したアスベスト除去
アスベスト含有建材の適切な処理は解体工事における最重要課題の一つですので、アスベスト除去の専門知識と最新の除去技術を持つ技術者が安全かつ確実な除去作業を行います。事前の綿密な調査によりアスベストの使用状況を正確に把握し、作業員の安全確保はもちろん、周辺環境への影響も最小限に抑えます。独自の厳格な安全基準を設け、健康被害のリスクを確実に排除いたします。
アスベスト対策
アスベストレベルについて
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レベル1
アスベストレベル1に該当する主な建材は「石綿含有吹付け材」です。この建材はアスベストとセメントが混合されており、建築物に吹き付けられると固まり、綿のような状態になります。石綿含有吹付け材はアスベストの濃度が非常に高く、撤去時には大量の粉塵が飛散する危険性があります。 -
レベル2
アスベストレベル2は、アスベスト除去作業において中程度の発じん性を持つ建材を指します。アスベストの飛散リスクは、レベル1に比べると低くなりますが、それでも注意が必要です。主にボイラーの本体や配管部・壁の耐火被覆材・煙突などの断熱材などに使用されています。 -
レベル3
飛散する可能性が低い「非飛散性」で、主に建築物の屋根、天井、壁、床に使用される石綿含有成形板やビニール床タイルなどが含まれます。切断や破砕をせずに、形状を保持したまま撤去します。また、外壁塗装材にも含有されている事もありますので、しっかりとした対策が必要です。
石綿含有建材事前調査
ここがポイント!
石綿含有建材事前調査は法律により「調査者資格」を有する者が行う事が定められています。採取した検体は分析機関に送付し最短2日ほどで石綿含有の有無がわかります。分析結果の速報はすみやかにご依頼者様へご報告した後、報告書を作成して送付させていただきます。 ここでは実際にレベル3に該当する外壁の、石綿含有建材調査を行った流れをご紹介いたします。アスベストレベル3撤去工事
アスベスト含有スレート撤去工事
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①工事着工前
画像赤枠のスレート板を撤去します。事前周知看板は7日前に掲示しておきます。 -
②機材搬入
撤去に必要な機材を搬入します。水路を使用する為、事前に役所へ使用許可を届け出ています。 -
③工程確認
機材の設置を終え、撤去する流れを再確認します。 -
④飛散防止・湿潤
アスベストが飛散しないよう、散水して湿潤を施します。 -
⑤湿潤化終了
大量の水を使用し、飛散防止に努めます。これから撤去作業を開始します。 -
⑥撤去作業開始
1枚1枚、割らずに形のまま取り外していきます。状況的に下段から取り外します。 -
⑦下段終了
下段のスレート撤去が終了しました。次は上段に移ります。 -
⑧上段散水・湿潤
下段を撤去している間に乾いてしまう為、再度湿潤化の散水を行います。 -
⑨上段撤去
上段の撤去を開始します。高所作業の為、作業員は全員フルハーネスを装備しています。 -
⑩フック掛けの徹底
墜落防止の為、ハーネスフックは必ず掛けます。 -
⑪上段撤去施工
下段と同様、飛散防止に努め割らずに取り外していきます。 -
⑫落下防止
スレート板は重量があるので、落下させぬようしっかりと押さえます。 -
⑬搬出
上段・下段共に撤去が終了したので、仮置きする場所まで搬出します。 -
⑭仮置き
発注者の指示により、スレート板を仮置きしました。飛散防止の為、ブルーシートで包みます。 -
⑮竣工
撤去が完了しました。作業時間は2時間足らずで終わり、水路を含め清掃して完全に終了です。
「みなし判定」という選択
アスベスト対策/関連情報
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アスベスト入り石膏ボード
建物の改修や解体作業を行う際に、アスベスト入り石膏ボードが使用されていた場合、適切な撤去と処分が必要になります。アスベストによる健康被害を防ぐため、その危険性や取り扱い方法について知っておくことが重要です。 -
アスベスト定性分析
「アスベストの定性分析って何だろう?必要なのかな…」と感じている方もいるでしょう。
アスベストは健康に影響を及ぼす可能性があるため、正確な情報を知っておきたいものです。
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内装解体工事とアスベスト
内装工事を行う前に、アスベストの有無を確認することは非常に重要です。なぜなら、長い間にわたって広く使用されてきたアスベストは、多くの建物に使用されている可能性が高いからです。特に古い建物やオフィスでは、アスベストが多く使われていることがあります。 -
アスベスト事前調査の対象外とは
通常、アスベスト事前調査は必要ですが、以下のような例外的なケースでは調査が不要とされることがあります。 ・建物の材料にわずかな損傷しかない場合、例えば釘の抜き差しを行う場合など。 ただし、これらは例外であり、ほとんどの場合は事前調査が必要となります。 -
アスベスト定量分析
アスベスト定量分析は、アスベストがどの程度含まれているかを調べる分析方法です。この分析は、アスベストの含有率を正確に把握するために行われます。 -
アスベスト全面禁止からわかること
アスベストの全面禁止は重要な一歩でしたが、既存のアスベスト問題への対応や適切な監視体制の構築、安全な廃棄物処理など、解決すべき課題は依然として多く残されています。 -
アスベストはいつまで使われ続けていたのか?
アスベストの健康被害が深刻な問題となっている中、アスベストについての正しい知識を持つことは重要です。 -
住宅に使用しているアスベストの見分け方
アスベストは過去に建材や工業製品に広く使用されていましたが、その発がん性などの危険性が明らかになり、現在では厳しく規制されています。 -
アスベスト作業の使い捨てマスクの安全選びとポイント
アスベストは以前から広く建築資材として使用されていましたが、その健康被害の危険性が明らかになり、現在では規制が行われています。 -
アスベストの危険な真実
建築資材として幅広く使用されてきたアスベストは、長期的な健康被害のリスクを伴うことが明らかになっています。
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解体工事・アスベスト含有建材調査