木造解体工事は、在来工法や2×4工法・プレハブ工法やログハウスなど多岐にわたります。解体された木材は、木材チップや木質バイオマス燃料などリサイクルされる割合がとても多いのが特徴です。上質なチップは、マテリアルリサイクル(製紙パルプ原料やパーティクルボード)。このように生まれ変わりそうでない物は、サーマルリサイクル(固形燃料やボイラー燃料)として利用されています。
環境問題における再資源化に貢献するのは我々の使命であり、それが解体工事の義務でもあります。
木造解体工事
木造建築物の解体施工のエキスパート
木造解体工事に携わり、木材特有の性質を理解した専門的なアプローチにより安全かつ効率的な木造解体工事を実現します。古民家や歴史的建造物の解体にも対応し、貴重な古材の保存や再利用にも配慮いたします。環境への影響を最小限に抑えつつお客様のニーズに合わせた柔軟な解体プランをご提案し、木造建築の歴史と未来をつなぐ架け橋となる解体作業をいたします。
木造解体工事
木造解体工事の費用
木造解体費用の特徴
木造解体工事の単価は平均して「坪/¥30,000~¥50,000」と、ほかの構造の解体工事と比べて割安です。「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」で、特定建設資材として指定されており、リサイクルを主とした再利用が期待できる分、処分費が比較的割安なのです。柱や梁などの無垢材は製紙原料等に生まれ変わり、ベニヤなどは燃料資源としてリサイクルされます。
ココがポイント!
しかし、敷地内に重機の搬入が困難だったり、道路が狭く車両制限がある場合に関しては割高になります。手作業で解体する場合は、標準工事の1.5倍~2倍近い費用になりますので注意が必要です。また、付帯する工事が多ければ多いほどコストは増していきますので、一概に坪単価だけで判断する事は慎重になるべきなのです。付帯工事費用については「家の解体費用ページ」で、詳しくご紹介しております。
延床面積が80㎡以上ある場合
木造解体工事において延床面積が80㎡以上ある場合は、建設リサイクル法・大気汚染防止法に基づく調査・報告が必要になります。
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建設リサイクル法の届出
工事で発生する特定建設資材の、規模や分別解体の計画などで再資源化を義務付ける法律です。解体工事に着手する7~10日前までに済ませるのと同時に、周囲に解体工事を知らせる「事前周知看板」などを掲示しておく必要がありますので、着工時期は余裕をもった計画が必要となります。 -
アスベスト事前調査の報告
※1. 設計図書や現地調査で確認調査を行い、対象となる建材を有資格者が採取し分析会社でアスベスト含有の有無を確認し、その報告が義務付けられています。
※1. 設計図書などで、2006年9月1日以降に建築された事が明らかな場合は不要となります。 -
道路使用に関する許可申請
工事の規模に関わらず、道路を使用する場合に必要な申請業務となります。
安全対策として誘導員配置やバリケード設置が条件となりますので、解体工事費とは別に予算計上が必要な「安全対策費」となります。 ※必要な場合のみ
建物解体工事・施工事例
事例①
建物が地面から1mほど高い宅盤の上に建っている物件で、「残したい」と依頼された植栽を傷付けないように保存しながらの解体工事でした。
事例②
前面道路が狭いため、基礎以外の構造は全て「手壊し解体」で施工し、基礎解体は小さな機械を搬入して撤去しました。近隣の皆様への配慮をする事も、工事の進捗に大きな「差」が生まれます。
事例③
住宅建物が敷地一杯に建てられており、2階部分のみ「手壊し解体」を行い平屋状態にしてから小型重機を搬入して解体工事を行いました。歩行者や車両通行の妨げになりうる場合は、こうした施工方法をご提案いたします。
解体工事/関連情報
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解体工事の危険性と安全対策
建物の解体工事はさまざまな危険が伴う重要な工事です。解体工事の現場では、作業員の安全確保が何より重要です。また、近隣住民への影響や環境への配慮も欠かせません。
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解体工事の知っておきたい事
建物の解体工事は、新しい建築物を建設したり、土地を更地にしたりする際に欠かせない重要な作業です。解体工事には様々な法的規制があり、適切な手続きを踏まない場合には違法となる可能性があります。 -
解体工事の地中障害物と井戸や浄化槽
解体工事は、古い建物を取り壊して更地にする重要な作業です。しかし、地中に埋設された障害物が発見される事もあり、それらの適切な処理は欠かせない作業です。特に井戸や浄化槽は、過去の工事で適切に撤去されていない可能性もあり、特に注意が必要です。 -
解体工事を行う際の「お祓い」の意味
建物の解体工事を行う際に、お祓いを行うこともあります。お祓いは霊的な意味を持つ儀式であり、神社で神職によって執り行われます。 -
解体工事の振動問題から住まいを守る
解体工事において、建物の壁や柱を取り除く際には振動が発生します。この振動は、周囲の建物や地面に伝わり、周りの環境に影響を与えるものです。解体工事によって生じる振動は、次の3つの要因によって引き起こされます。 -
解体工事の騒音と近隣トラブル防止
解体工事には様々な注意点や法的規制があります。今回のブログでは、解体工事における騒音規制や振動規制、作業時間帯の制限、よくあるトラブルと対策方法などについて詳しく解説していきます。 -
ブロック塀の解体工事を
控えている人必見!ブロック塀を解体する必要がある場合は、放置すると崩れ落ちる危険が高まる可能性があります。以下の特徴に当てはまる場合は、速やかに解体する必要があります。 -
借地契約終了時の建物解体義務
借地契約の終了時には借地人に原状回復義務が課されることがあり、建物の撤去や解体が必要になる場合があります。この際、どのような費用が発生するのか、また費用を抑える方法はあるのかなど、借地に関する基礎知識を理解しておくことが重要です。 -
重機が入らない家の解体のコツと費用相場を解説!
住宅の解体は、さまざまな要因により手作業や小型重機の使用が必要となる場合があります。 -
解体工事での産業廃棄物と不法投棄の恐ろしい実態
建物の解体工事には、適切な産業廃棄物の処理が不可欠です。このブログでは、解体工事で発生する産業廃棄物の種類や、不法投棄の実態と罰則、そして悪徳会社に気を付ける方法などについて詳しく解説いたします。
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