
生コン工場メンテナンス
2月23日・24日・25日は、東京都江東区にある生コン工場の攪拌槽(スラッジ水槽)の
メンテナンス工事を行いました。
<<攪拌槽(スラッジ水槽)とは>>
ミキサー車や施設内を洗浄した排水の固形物を除去した後の、セメント含有率が高い水を溜める
水槽です。内部にはセメント分が沈殿しないように大きなプロペラが付いており、スラッジ水を
攪拌させています。
メンテナンスとは、セメント系の水が攪拌されていても内壁や様々な箇所に固着してしまうので
それを剥がし落とす作業を意味します。
コンクリートに遮蔽された構造物で、赤い線を境に2つの水槽に分かれており
今回は、真ん中から左側の攪拌槽をメンテナンスしていきます。
攪拌槽1つあたりの大きさは1辺が5mほどの立方体で、満水時には120~130tもの
水が溜まります。
高さが5mほどあるので槽の内部に足場を組む為、足場材料から下していきます。
続いて使用する道具を下ろします。
普段は閉じられている点検口は、たくさんの太いボルトで留められています。
そのボルトを外し、そこから作業員が出入りします。
槽内に入ると、あらゆる箇所にスラッジが付着しています。
ここから足場を組んでいきます。
足場を組んでいる間、下部の方を施工してみました。
以前にメンテナンスしてから年数が経過しているので、かなり硬いです。
苦戦している間に、足場が完成しました。
すると、シャフトとプロペラを繋いでいる部分がグラグラしている事に気付き
施設の方に見てもらったところ、芯が折れていました。
明日からの生コン出荷に甚大な影響を及ぼす為、急遽予定を変更してシャフト及びプロペラ部の
付着物を剥がすことに重点を置き、緊急で修理を行う事になりました。
鉄で作られたプロペラには、こんなに付着物がついています。
付着物を剥がすとこうなります。
黙々と斫り落としていきます。
段々と鉄骨が露わになってきました。撤去した付着物は、前述した点検口から人力で搬出します。
物が大きいだけに、搬出する量もかなり多くなります。
搬出した固着スラッジを見ると、何層にも重なっていることが見て取れると思います。
付着しては固まり、更に付着して固まる。その繰り返しでこうなるのです。
折れたシャフトの芯棒は、捻じ切られたように破断していました。
緊急修理が終わり、これで出荷は約束されました。
同時に付着物の撤去も順調に進みます。
下部もこんなにキレイになりました。
壁面その他の箇所は次の機会にという事になり、足場を撤去して作業は終わりました。
トラブルの有り無しは別としても、思うような作業が出来なかった事がとても悔しいです。
施設内には、メンテナンスをする箇所がまだ有るとの事ですので、次回に思いをブツけようと
思います。
ご一読頂き、ありがとうございました。
株式会社ペガサス
住所:埼玉県所沢市小手指町3-22-1-306
電話番号:0120-66-1788
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